お知らせ

産直コペルvol.68発行のお知らせ/目次

有機給食は古くは1970年代あたりから始まった。その時点では一部の地域での取り組みであったが、食に対する安全安心を求める声の高まり、食育、環境への配慮、地域づくり、国が進める「みどりの食料システム戦略」などの観点から、ここにきて一層熱い視線が注がれている。2022年に東京で開催された「第1回全国オーガニック給食フォーラム」には、会場とオンライン参加を合わせて約4000人もが参加。2023年には全国の市町村、JA、農業関係団体、生協、流通団体、市民団体などが参加する「全国オーガニック給食協議会」が設立された。  こうした中で、有機給食を取り巻く全国の取り組みの実情はどうなっているのか、先進的な地域ではどのようにして実現しているのか、また課題や今後の展望は――。本特集では、有識者や先進地域への取材を通じて探った。

特集 有機給食

08 インタビュー 専修大学 人間科学部 靏 理恵子 教授
      地域づくりを一歩進める様々な可能性に満ちている

12 事例1 岐阜県白川町
  「農家の自己満足」から地域ぐるみの取り組みへ

16 事例2 長野県松川町
  ゼロからのスタートでも有機給食を実現したロールモデル

18 事例3 福島県喜多方市熱塩加納町
  まごころと、お裾分けが支える35年つづく有機給食 

20 事例4 茨城県日立大宮市
  首長のリーダーシップとJAの組織力で年間を通じた有機給食を目指す 

22 寄稿 学校給食地産地消食育コーディネーター 杉木悦子
     生産者、調理員らの想いを重ねる

24   給食室の現場レポート

26   論考 有機給食がもつ力

30 寄稿 日本大学 大学院 総合社会情報研究科 教授 神井弘之
    LFPの挑戦―「食」に関するプラットフォームを通して地域の明日を拓く途を探る―

34 ごちゃまぜ探索食記 最終回 鳥居青葉
      モヤシ

36  トウガラシ博士が行く! 地域野菜あまから訪問記  信州大学 松島憲一
  大学で地域課題を解決

38   全国直売所、自慢の一品
     長野県塩尻市「道の駅小坂田公園」の白いカレーうどん

40 店長・スタッフ必読!直売所読本 第8回
      道の駅のショッピングモール化はこのままで良いのか

42   第21回全国農林水産物直売サミット 今年は6次産業の発祥地で開催! 

44 新・農業経済 第16回 千葉大学大学院 園芸研究員教授 櫻井清一
直売所は研究の世界でどのように探究されてきたか

46 農業と暮らしの経営学 VOL.27  農業経営コンサルタント 大住誠
      管理会計は産直経営の強力な武器となる(収益改善編)

49 地産地消の人々~行動する直売所。それを率いる人々  全国農産物直売所ネットワーク 森岡亜紀
     買い支え、食べ支え、作り支える関係へ

50 土を育てる vol.47
   土づくりからこだわった干し芋で地域を起こす

54 次号予告 編集後記

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産直コペル 編集部
この記事は、産直新聞社の企画・編集となります。