特集

【特集 薪ストーブのある暮らし】(Vol.33より)

 いまや、住宅雑誌には必ずといっていいほど登場する薪ストーブ。薪ストーブから連想される豊かな暮らし、ゆったりと流れる時間の過ごし方に憧れる人も多いだろう。

 今号の特集では、全国でも薪ストーブ普及率の高い長野県で、薪ストーブに関わる人々にお話を伺った。薪ストーブを販売する株式会社エープラス、株式会社ディーエルディー、薪ストーブを愛用しているご夫妻、そして林業家。

薪ストーブを通して、薪ストーブのある暮らし、里と山をつなぐ薪、そして林業まで覗いてみた。

 薪ストーブと聞くと、「寒い地域のもの」と関係なく感じる人もいることだろう。しかし、今回の特集で見えてきたのは、便利さだけを求めた生活とは違う価値観だった。薪を使う生活から離れてきた私たちの生活の陰にある、手の入らなくなった山の危うさと、利用されない間伐材の存在を、どれほどの人が気づいているだろう。今年、多くの被害を出した土砂災害。私たちの生活を守っていくために、山や木を使う生活は全く遠いものではないのかもしれない。

 この特集を、自分の暮らし方を考えるきっかけにしてみてほしい。(編集部)

※この記事は、『産直コペル』Vol.33(2019年1月号)の特集を抜粋したものです。

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産直コペル 編集部
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